2011年 03月 21日
【道をきかれて、謝った。】今日のコピーvol.035
"道をきかれて、謝った。"
(宣伝会議賞2011/ECC/河原木雄基)
今年の宣伝会議賞から。
ECCからの課題は、
"ECCで外国語を習う動機づけとなるような広告"。
・動機づけをするには?
→学ぶ必要性を感じさせる。
・感じさせるには?
→危機感を与える。
・与えるには?
→失敗談で共感させる。
っていう思考ですよね。
共感できる失敗談からのアプローチ。
コピーで重要なポイントのひとつは、
やっぱりこの"共感"です。
ECCのコピーで最終選考に残っていたのは、
"YesとNoだけじゃ、会話じゃなくてアンケートだ。"
っていうのもあったけど、僕は河原木さんのやつが好きだ。
なぜなら"より実感を与えられる共感"だから。
経験のあるなしは別にしても、
河原木さんのコピーは、現場がすごく目に浮かぶ。
YesとNoって、うまく話せてはいないけど、
聞き取ることはできていますよね。
だから話せなくても、回答はできてる。
でも"道をきかれた謝る"のは、
聞き取れてさえいない、むしろ逃げようとしている、
外国語に全く自信が持てない様子がリアルに伝わってくる。
"外国語を習う動機づけ"とするには、
より強い共感を生むのでは、と思いました。
by nounashihage | 2011-03-21 23:43 | 今日のコピー