2010年 07月 25日
「“これも自分と認めざるをえない”展」見てきました。
佐藤雅彦ディレクション「“これも自分と認めざるをえない”展」
見てきました。
体感型の展覧会で、すごく楽しかったです。
"注文の多い展覧会"とはまさにその通りで、
身長とか体重とか、いくつか情報の登録を求められます。
でも、登録しないと来た意味ないでしょくらい、
その情報が大きな意味を持つので、必ず登録してください。
ここで言う"自分の情報"こそが、
展覧会のキーワードである"属性"と呼ばれるものですから。
最初に登録した情報をもとに、
その後の展示で、様々な形で自分と出会います。
…属性って、なんなんでしょうね。
"個性"とか"自分らしさ"とは言われていますが、
指紋とか声紋って、確かに個人を特定できる情報ではあるけれど、
個性って言うとまた違う気がする。
だからこそ、"属性"なのかなぁ、と。
「個人を特定できるもの=個性」ではないと思うし、逆もまた然り。
そう考えると、"属性"っていう表現って、
ものすごい的確ですよね。
個人的には「休憩所」が好きでした。
自分の情報だけではなくて、
"自分の領域"まで含めて属性なんだと。
まさにその通りだと思ったし、
その表現もおもしろかった。
11月までやっているみたいなので、
興味のある方はぜひ行ってみてください。
あと、時間には少し余裕を持って行くことをお勧めします。
体験型の展覧会のため、
少し時間がかかるものもありますので。
にしても、あれだけの情報で個人って特定できるんですね。
すこし、怖さも覚えました。
そういう意味で、
"人間の未来の可能性と危険性の両面を示している"
ということなんでしょうね。
# by nounashihage | 2010-07-25 22:05 | 展覧会