2010年 07月 25日
【大人は、とっても長いから。】今日のコピーvol.017
☆今日のコピー☆
「大人は、とっても長いから。」
(東日本旅客鉄道/2006/児島令子)
児島令子さんの、すごく有名なコピーですね。
ボディコピーは初めて読んだんだけど、
こうなっているんだそうです。
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今朝起きると妻に、おめでとうといわれた。
私は、ついに、50歳になってしまったのだ。
いつかはなるだろうと思ったけど、少しだけショック。
しかし、ここで考えてみる。
2005年、日本は長寿において、女性は世界ランキング一位
男性も二位と、トップクラスとか。
そうだ、大人時間はのびているんだ。
仮に人生80年と考えても、20歳からの大人時間は
60年もあるわけで。
50歳って、まだ大人の五合目じゃないか。
そう思うと気分いい。
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50歳以上を対象とした、
JR東海の「大人の休日倶楽部」の広告。
50歳って、きっともう子供たちも家庭を持っていて、
もしかしたら孫もいるかもしれない。
仕事でもベテランの域に達しているだろうし、
60歳を前にして、ちょっと一つの節目となる年齢。
要はこの広告の目的って、
"ターゲットとなる世代の人たちに、
晩年の楽しがあることを教えてあげる。
その楽しみ方として「旅行」という
方法があることを提供してあげる"
ということだと思います。
そのための表現として、
"旅行行きましょうよ!"と単純に言うのではなく、
「時間」という視点を取ったんですね。
"大人はとっても長いから"
要は視点なんですよね。
"もう50歳"と取るか、
"まだ人生の五合目"と取るか。
後者の考え方を提示してあげることプラス、
"から"と最後に問いかけることで、
説得感とワクワク感も感じられますよね。
吉永小百合さんのビジュアルと相まって、
とても良い雰囲気が出ています。
by nounashihage | 2010-07-25 23:35 | 今日のコピー